【3年使用レビュー】夫婦キャンプに最適!Snow Peak「エルフィールド」のリアルな魅力と注意点

キャンプ知識

はじめに|初めてのふたりキャンプ。狭さと寒さに震えた夜。

初めてのキャンプって、何を選べばいいかわからなくて、とりあえず「無難」で「そこそこ安い」テントを選びがちですよね。
僕たち夫婦も、最初はSnow Peakのアメニティドームでデビューしました。

でも、その夜はまさかの雨。
外に置いていた荷物を全部テントの中に避難させるハメになり、ふたりで寝るスペースはギュウギュウ。
しかも僕(176cm)には高さが足りず、着替えもキツかった…。

そんな苦い経験から「次は快適さ重視で選ぼう」と思ってたどり着いたのが、Snow Peakのエルフィールド

今回は、3年使い倒してわかった魅力と、逆に「向いてない人」まで正直に書いていきます!


1. 初心者キャンプでの失敗談|アメニティドームの限界

最初に使ったテント
Snow Peakのアメニティドーム

最初に使ったアメニティドームは、「安定感あるし、安くて定番だから間違いないでしょ」と思って選びました。

でも夜から雨が降って、外に出してた荷物を全部中に…
すると前室はもう足の踏み場もないし、中も地面に置けないものをいれたため、ぎゅうぎゅう。

初めてのキャンプ
雨に振られて前室に取り込むハメになった荷物たち

写真にある椅子やテーブル、荷物類を前室に詰め込まないといけませんでした。


しかもテントの高さがないから、僕(176cm)はずっと前屈み。布団の片付け、荷物の出し入れもひと苦労。
妻(152cm)はあまり気にしてなかったけど、僕にとっては「居場所がない」感じでした。

この経験が、「広さ」と「高さ」の重要性を痛感したきっかけになりました。


2. 快適キャンプの鍵|初心者の見落としがちな3つのポイント

✓広さは正義。天候に左右されない空間を

テントって、「寝るだけ」じゃなく「過ごす場所」でもあります。
特に雨キャンプでは、室内での快適さが命。急な雨にすぐ対応できると吉!

外に出してある荷物って、意外と雨ざらしできないものが多いし、
机でさえ、結局は最後撤収時に車に積み込む際に拭く必要があるので、
濡れないに越したことはない!

また雨が降ったら、中に入ってお籠りキャンプにしかできないのはもったいないです!

✓前室の存在は超大事

荷物を置く、調理する、くつろぐスペースがあるだけで心の余裕が変わります。
それにとっても見落としポイントだったのが、食材を外に置かない=野生動物散らかす対策にもなる!

実は、夜野生動物が食材を襲ってきて朝、自分のサイトがゴミで荒らされてるってこと
最初のキャンプでは多々あります!


野生動物って聞くと熊やイノシシなどをイメージするのですが、
「猫」や「カラス」が多いです!!
とくに猫は、阿蘇の山奥、高地の草原でも夜見かけました(泣)

このくらいええでしょ、って思ってもニオイを嗅ぎつけて荒らされます…
(あさイチで散らかったゴミの清掃はだるいです)

なので!前室があると、外に出した机や荷物、ゴミも含めてさっと入れ込むことができます。
雨対策でタープあればと思っても、実はゴミの管理も大事なのです。

✓高さがあると、見える景色も違う

立って動ける。座って外を眺められる。
たったそれだけで「自分たちの時間」感が倍増します。

高さがあることで、前室やテント内から外の景色を取り込んで愉しむことができます。

雨の日はもちろん、寒い時期のキャンプでも、
前室にストーブを置くことで快適空間が生み出せます。


3. Snow Peak「エルフィールド」3年使って感じたリアルな魅力

● Snow Peakの手厚い保証

3回目の設営時に風でフレームが歪んだことがあり、Snow Peak太宰府に持ち込み。
たった15分で部分交換してくれて、費用は5,000〜7,000円程度。
有償だけど“永年保証”がある安心感は、長く使いたい人にとっては超大事。

※このとき、風の向きに対して、あまり強くない方向で設営していたことが原因でした。

初期投資は少し高めですが、ロングスパンで使うならトータルでお得。
Snow Peak以外を選ぶ場合、壊れてもいいからまずは安くて最低限のテントとなりがちですが、
フレームが折れ曲がる、生地が破れてしまうのは特に最初の1-2年で発生してくるので、注意⚠️

結局設営など慣れないまま次の安いテントを探すハメになり、
高く付くことも!

私の考えは、良いものを長く使うですが、Snow Peakは特にそれがピッタリです!
※特に長く使うを重視してます。

また、長く使うことで愛着が湧いて、名前つけたくなります(笑)
※うちはエルフィーと呼んでます。

● とにかく前室が超便利

調理の準備、荷物の置き場、着替え…ぜんぶ前室でOK。
キャンプ始めたての人は、最初タープは揃えれない可能性もあるから
日差しがない前室で色々できるとグッド。

春〜夏などは特に日差しが強く、荷物の置き場に困るもの。
食材とか心配な方はぜひ前室あるテント選びを。


しかも前室+跳ね上げで、タープ不要レベルの快適空間が広がります。
※ポールは2本必要ですがとっても快適空間できます。

● 高さが快適すぎる

対流式ストーブ置いても、チェア置いても、圧迫感ゼロ。
 ・コールマンマスターシリーズ バタフライテーブル120
 ・ogawa ツーアングルチェア S
 ・grn outdoor single sofa chair
 ・無印 再生ポリプロピレン入り 頑丈収納ボックス ダークグレー 特大 ×2
 ・コロナ 対流式ポータブル石油ストーブ SLシリーズ

を前室においても余裕あります。
椅子×2、テーブル×1、収納ボックス×2、ストーブ×1ならとても快適です。

その中で快適に過ごして、
中から外の景色を見る時間が、ちょっとした贅沢に変わります。
ぜひエルフィールドいかがでしょうか。


4. 買うべきじゃない人|注意点&デメリット

✖ とにかく「重い」

正直、重さはガチで感じます
僕(175cm/72kg)でも、車への積み下ろしはちょっと大変。
女性ひとりで設営するには重いかも。(そもそもソロキャンプにはエルフィールドは向いてないです)
夫婦でキャンプを始めてみようという人にはピッタリです。

でも、それならそれで「鍛えたらええやん!」という気持ちで…
僕はもはや筋トレの一環です(笑)


キャンプ、アウトドアをするんです!多少重いときもあります!
どんなシチュエーションでも楽しめるように身体も鍛えましょう!


あととっっっても大事なのが、
いかに動かさずに済む収納方法を考えるかが快適キャンプのカギ。

カーポートがある人は、テントだけでも置けないか。
ない人も、コレは積み込んで置けるかや、家でも玄関近くに置けないかなど。

キャンプ準備の基本として、重いものはできるだけ動かさないで済むように
整理する導線を考えましょう!

✖ 設営にちょっとコツあり

クロス式じゃないので、最後の「背骨ポール(勝手に呼んでます)」入れるまでは自立しません。
ですので、風が強いときはちょっと慣れる必要があるかも。

あとは、コツと力が少し入ります!詳しくはポールを指して、湾曲させて金具に取り付けるときですが、
公式が設営動画作っているので、買った際は100回見てください。

でも設営2〜3回で慣れました。
撤収はむしろラクな方!

✖ 最新の道具を追い求めたい!

長く使うということは、だんだん古くなっていくということです。
型番も古くなって、新商品がドンドン出たときに、
アッチもいいなぁと隣の芝生が青く見える傾向が強い人は向いていないかもしれません。

そうではなく、同じものを修繕し、自分たちの思い出を染み込ませていき、
オリジナルの愛着道具を作っていきたい想いがある人は特にSnow Peakはピッタリです。
最初は高いと思いますが、3-5年は平気で持つのでトータル安いです。


※Snow Peakはドンドン新しいの出しますが…


5. 追加で気になる人必見!ワンポールテントとの比較|どっちが自分向き?

250804追加

ワンポールテントなどと検討している方もいると思いますので、
スペックや実際にワンポールテントもレンタルで使った経験をもとに記載します!

◯ ワンポールテントの良さ

  • 設営がとにかく早い(これまで使った中で最速)
    ※ソロキャンプのワンタッチ式は例外ですからね。
  • 高さも開放感もある
    あんなに設営が簡単なのに、高さがあるのはずるい!って正直思いました。
  • 大きめなら広さも◎
    ワンポールテントのなかでも、サイズが大きいほうがより高さが出ます!
    なのに設営コストはほぼ変わらないのでよきかと。

× デメリット

  • 寝室と荷物の空間が分かれてない
    前室がないので、雨が降ったときに全部中に入れないといけず、土や泥が寝床に入りやすいです。

    あと使って地味にダメージ食らったのが、
    前室がないので、寝るときに靴を外に置かないと行けない!
    です。

    良いんじゃね?って思った方いると思いますが、
    実はキャンプでは、朝冷え込んだ空気で朝露が発生し、地表をすこーし濡らすんです。

    なので、屋根のある場所(前室orタープ)に置かないと、靴やテーブルはびっしょりになっちゃいます。
  • 中心にポールがある
    地味に気を使いました。ワンポールテントは構造上、寝室の中心に一番高いポールを立てるので
    夫婦などの寝る場所は横並びなどにはできず、ハの字みたいな形が強いられます。

    横並びになりたい!ってわけじゃなく、寝返りやなにかの拍子にポールにぶつかるので、
    少し神経つかいました。

→ 僕たちは、「荷物と寝る場所を分けたい」「雨でもゆったり過ごしたい」という理由で、最終的にエルフィールドに落ち着きました。あなたはいかがでしょうか。


まとめ|エルフィールドは“夫婦キャンプの安心空間”

◯ エルフィールドが向いてる人

  • 雨に振られたとしても快適にキャンプしたい
  • 高身長で圧迫感あるテントが苦手
  • 長く大切に使いたい(Snow Peakの保証活用できる)

✕ 向いてないかもな人

  • とにかく軽量・コンパクト重視
  • ひとりで設営&撤収したい
  • 収納・積載の負担を減らしたい
  • 新しいもの好き

💬 ひゅーごからひとこと

3年間、雨の日も寒い日も、晴れた日も一緒に過ごしてきた相棒になりつつあります。
気づけばどんどん愛着がわいて、キャンプの時間も変わってきました。
そんなテントと出会えたからこそ、最初の失敗も今はいい思い出です。

これから夫婦キャンプなどを楽しみたい人にとって、少しでも参考になればと思い書きました。

どんなテントだったとしてもあなたの思い出が染み込んだテントになったらうれしいです!
今後もキャンプ情報書いていくので、ぜひ見に来てくださいね!

ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました